2009年8月10日月曜日

Web マーケティング現状調査アンケートの結果

News Release
法人顧客の開拓力を強化するコンサルティングサービスを提供するエム・アイ・コンサルティンググループ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:大上二三雄)では、Web マーケティングに携わる方々に対し、「Web マーケティング現状調査アンケート」を実施いたしました。
このたび、回答の分析について再稿致しますので、貴社のWebマーケティングについて検討される際にご活用下さい。

<調査結果概要>
■ 営業活動にWeb を積極的に活用している企業は、7 割弱
Web 施策を実施する目的は、「商品・サービスの紹介」と
 「新規問合せの獲得」
Web サイトに月間100 万円以上のコストはかけない
Web 施策への満足度は、「期待通り」か「期待を下回っている」
Web 施策で優先度が最も高いのは「問合せ数の向上」、
 最も実施されているのは「PV・閲覧数の向上」
Web 施策の課題としては、総括すると自社コンテンツのアピール方法、
 問合せの質と量の確保に概ね集約
Web 施策を推進する体制は、「広報・マーケティング部門の担当者が
 兼任」するか、「営業担当者が兼任」している
Web 業者には、費用対効果や具体的なアドバイスを期待
 「問合せ数の質・量向上」が重要視されるも、
 実際の施策は「PV・閲覧数の向上」に限定
(「Web マーケティング現状調査アンケート」より)

<アンケートの概要>
対象: 営業やマーケティング部門、および経営に関わる方々を中心とした、
 Web マーケティングに携わる方々
期間: 2009 6 18 日~2009 8 6
調査方法: 電子メールまたは書面、およびWeb サイトで調査を告知し回収
回答数: 49
回答企業の属性:

<調査結果詳細>
1営業活動にWeb を積極的に活用している企業は、7 割弱
営業活動におけるWeb 施策の位置づけについて尋ねたところ、
「積極的に活用している」(67.3%)、
「積極的には活用していない」(32.7%)という結果となりました。
多くの企業において、Web の重要性が認識され始めていることが
うかがえます。

1:営業活動におけるWeb サイトの活用状況

2Web 施策を実施する目的は、「商品・サービスの紹介」と
  「新規問合せの獲得」
営業活動にWeb サイトを活用する目的について尋ねたところ、
「商品・サービスの紹介」(75.5%)が最も多く、次いで「新規問合せの
獲得」(63.3%)、「会社概要の告知」(57.1%)、「社名、商品名の
認知度向上」(42.9%)、「資料受付・キャンペーン」(40.8%)という
結果となりました。
総括すると、自社や商品についての説明を行うと同時に、営業に
つなげていこうとする姿勢の2つがあることがわかります。

2:営業活動にWeb サイトを活用する目的

《その他》(自由記述より一部抜粋)
・ フリーエンジニアの募集
・ 採用候補者へ会社の理念などを伝える
・ 人材採用活動
・ お客様向けの各種情報提供

3Web サイトに月間100 万円以上のコストはかけない
Web サイトにどの程度投資をしているのか、について尋ねたところ、
「~100 万円」(75.5%)が最も多く、次いで「100 万円~500 万円」
18.4%)、「500 万円~1000 万円」(2%)という結果となりました。
月間100 万円以上の投資はハードルが高いことが伺えます。

3:Web サイトに費やしている月間のコスト・投資額

4Web 施策への満足度は、「期待通り」か「期待を下回っている」
Web 施策の成果について尋ねたところ、「期待通り」(42.9%)が最も多く、
次いで「期待を下回っている」(38.8%)、「期待を大きく下回っている」
10.2%)、「期待を上回っている」(8.2%)という結果となりました。
約半数の企業が、Web 施策に対する期待成果が出ていないと考えている
ことがわかります。

4:現在のWeb関連施策の評価

5Web 施策で優先度が最も高いのは「問合せ数の向上」、
  最も実施されているのは「PV・閲覧数の向上」
Web 施策の優先度が高いもの、および実際に実行がなされているもの
について尋ねたところ、「問合せ数の向上」(67.3%)が最も優先度が高く、
次いで「PV・閲覧数の向上」(42.9%)、「その他、マーケティング施策との
連携」(36.7%)という結果となりました。一方、最も実施されている施策に
ついては、「PV・閲覧数の向上」(55.1%)が最も実施されており、次いで
「問合せ数の向上」(40.8%)、「その他、マーケティング施策との連携」
28.6%)という結果となりました。問合せ数の向上が重要であると認識が
高いものの、閲覧数の向上を実施している企業が多いことがわかります。


5:Web マーケティング推進の優先度と実施状況

《その他:優先度が高い施策》(自由記述より一部抜粋)
・ 案件情報の獲得
・ 有効候補者の獲得がメイン
・ 案件(お金)に直結する見込み客を作ること
・ ターゲット顧客層とのコンバージョン率の向上

6Web 施策の課題としては、総括すると自社コンテンツのアピール方法、
  問合せの質と量の確保に概ね集約
Web 施策の課題について尋ねたところ、自社の強みをアピールできる
コンテンツづくり、問合せの量と質の確保、これを実現するための
組織のあり方や予算確保などに概ね集約されることがわかります。


《関連するコメント》(自由記述より一部抜粋)
<自社の強みをアピールできるコンテンツづくり>
・ リピート閲覧から問い合わせにつなげるコンテンツ作りが不足
・ 当社ならではという売りがよくわからないこと
・ 自社のサービス内容を伝えにくい
・ 見にくい、短期的なPR のみが並ぶ
・ 関心を引き付けるための定期的なコンテンツの更新
Web サイト経由だと、IT リテラシーの高い顧客が多く、価格比較を
 されやすい
・ いかに弊社のコアユーザにページを見てもらえるようにするか
・ マーケティング施策を考えるところが難しい
Web サイトを戦略的に活用する方法が解らない
・ 一方的な発信になっており、どのコンテンツに反響があったのかなど
 分析が出来ていない
Web ミスマッチなプロファイルな商材/サービスを載せる際は、企画倒れ
 にならぬように企画を厳しく事前検証せねばならない

<問合わせの量と質の確保>
・ 的外れな問い合わせを減らしたい
・ お問合せの量的向上
・ 新規顧客開拓、優良な顧客の発掘
・ 確度の高いユーザとそうでないユーザとの分類
・ リードの育成&絞込み
・ ターゲット顧客の絞込み

<組織のあり方や予算確保>
・ 社内のリテラシーの低さ
・ コンテンツ制作において、営業の力を借りる点
・ 予算どり
Web 施策(その他マーケティング活動も含む)と現場での営業活動
 との連携
・ 専任者を置く必要を感じますが、コスト対メリットや、手法が見出せて
 ない状況です
Web プロモーションの宣伝費が高い
・ バーチャル活動とリアル活動との連動とコスト
・ クロスメディアの効果測定はもとより、単一サイトにおいても統合的な
 KPI の仕組み(と打ち手)が定義しにくい。または定義しても共有しにくい。
 その結果、努力の方向性とボリュームが決めにくい

7Web 施策を推進する体制は、「広報・マーケティング部門の担当者が
  兼任」するか、「営業担当者が兼任」している
Web 施策を推進する体制について尋ねたところ、「広報・マーケティング
部門の担当者が兼任」32.7%)、「営業担当者が兼任」(32.7%)が最も高く、
「専任の担当者がいる」(14.3%)と続く結果となりました。
専任担当者を配置できている企業は、まだまだ少ないことがうかがえます。

6:Web マーケティングの現体制

《その他》(自由記述より一部抜粋)
・ 宣伝担当兼任
・ 部内の担当者が兼任
・ 非対面営業活ツールの一つとして事業部内MKTG 担当者が兼任
・ 所長が兼任

8Web 業者には、費用対効果や具体的なアドバイスを期待
Web 施策を行う際の外部業者の満足度や期待について尋ねたところ、
費用対効果を求める声が多い結果となりました。
その他、ノウハウだけではなく、具体的なアドバイス、粘り強い提案力
などが求められていることがわかりました。

7:Web マーケティングを行う際の外部業者の活用

《関連するコメント》(自由記述より一部抜粋)
・ 効果のある提案、ROI を意識した提案、自力でできる範囲はやり遂げ
 られるだけの力に期待。現時点で満足する結果にはいたっていない。
 委託元の当社が動くところが多くあり費用対効果が悪い
・ 弊社サイトの認知度アップを期待している/比較的よいが、まだ可能性
 があると思っている
・ 運用方法の指示、効率的なPDCA
B2B の知識を期待しています
Web BtoB マーケティングについてのノウハウ提供や、実際に
 コンテンツに落とし込むときの具体的アドバイスなどを期待
・ 事業戦略の具体化とその上での販促ツール、顧客コミュニティツールの
 位置付けを考えてます
・ コスト対メリットの見える化が必要です。一昨年商品紹介に特化した
 HP 制作を試みましたが、結果頓挫しました。Web マーケティングセンスを
 持つ専任者をアサインしなかったことに起因すると見ています。
 その際外部業者からはいろんなノウハウは頂きましたが、実際の立上げ
 について粘り強い施策は頂けませんでした
・ 妄想ではなくて、実際にROI に触っている業者が望ましい。Web マーケの
 結果(成功、失敗=施策倒れ)について、excel 表レベルまで、実際に
 ハンドルした業者なら、訪問・ディスカッションの場を作っていただける。
 もしくは、自社自体でWeb マーケを運営している内容や成否を、
 正直ベースで語れ、見学させてもらえるならば(この敷居にて、ほとんどの
 外部業者が選考落選してしまうが)
・ 弊社ではコンシューマー向けの事業展開していないのでわからないが
 コンシューマーに対してどのように訴求する内容(コンテンツ)にするか
 ということ
・ 法人向けの場合においてはあまたの商品やサービスの中で目にと
 あるためのポイント(付加価値)のためのヒントをいただきたい

《お問合せ》
エム・アイ・コンサルティンググループ株式会社
代表者: 大上 二三雄
URLhttp://micg.jp/
事業内容: コンサルティングサービス、研修サービス
お問合せ: TEL 03-3500-4420(代) FAX 03-3500-4421
Emailwakamatsu@micg.jp


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